本社⇔工場/安全と衛生
お客様への責任
食品安全マネージメントシステム
JFS-B規格の適合証明を取得
国際レベルの食品安全管理規格に適合
JFS-B規格とは、製品の安全を確保するための国際標準に整合したHACCPを含む食品安全管理規格です。
私たちはお客様に安心してお使いいただける製品づくりのため、これからも世界に通じる工場を目指し、日本国内、そして世界の皆様においしい食品をお届けし続けます。
JFS-B規格とは
一般財団法人 食品安全マネジメント協会が作成した規格で、食品製造会社が、安全な食品製造を目的として取り組む際の指針や手順が示されており、その取り組みを、内部監査者や外部の評価者が検証・評価します。特にB 規格においては、HACCPの 原則や手順も含まれており、食品安全マネジメントシステム(FSM)、ハザード制御(HACCP)、適正製造規範(Good Manufacturing Practice )の3つの要求事項の層で構成されています。
より食品の安全が求められる時代。より確かな「仕組み」を整え、お客様に安心して食べていただけるよう努力してまいります。
清潔な自社工場で、徹底した品質管理によって
安心できる製品が日々生み出されています。
仕入から出荷まで自社によるONE LINE
原材料仕入→検品→一次加工→製造ライン→冷凍・梱包→製品出荷
食品安全マネージメントシステムへの取り組み
私たちのこれまでの歩み
■試行錯誤: 創業~衛生管理の黎明期
「食品衛生マネージメントシステム」としての体系は大手企業や専門家によって推進され、徐々に形成されてはおりましたが、当社のような中小の企業においては未だ広く浸透していたとはいえなかった時代でした。保健所からのご指導や衛生管理マニュアルによる社内規程、外部講習会や書籍による情報収集と学習により独自の「食品衛生マニュアル」によって現在に至る工場運営の基礎を築いてまいりました。現在の水準には標準化されておらず遠く及ばなかった時代ではあったものの、食品工場として何とか衛生管理の手順・方法を確立させたい、という試行錯誤はこのころからすでに会社の体質になっておりました。
■日本冷凍食品協会認定工場: 2007~2014年
創業から30年経過した頃、「食品衛生マネージメントシステム」の必然性は私たちのような中小規模の食品工場にも浸透してまいりました。給食分野に広くご利用いただいていた当社では、これからの時代はお客様にご安心いただく体制づくりを構築する必要があると判断し、日本冷凍食品協会様への認定工場の申請を行い、認定をいただきました。途上の2008年には同協会の審査基準が格段に厳しくなりましたが、当社ではちょうど2008年に新工場を増設し、製造環境と管理体制を根本から再構築し、厳しい基準をクリアすることができました。
以来、ISO22000とHACCPの要素を併せ持つ高難易度の基準に挑戦し続け、更新認定を経て7年間にわたり同協会より認定工場としてのご指導をいただき続けたことが、今もなお土台となっております。
■札幌市HACCP認定: 2014~2017年
食品安全マネージメントシステムへの取り組みは、当時の私たちにとって難易度が高かったことがあり、一部の選抜メンバーによって推進し、その後徐々に全体に広げる、という計画を採りました。しかし、この方法ではなかなか全体に浸透することができず課題が残りました。取り組み自体もさることながら、実はメンバー全員の「響働」ということが本質的な転換として必要であることを感じるようになり、当社はこれをテーマとしました。次の段階は私たち一人ひとりが全員参加で一体となって取り組む社内の体制が必要であることを痛感していた頃、札幌市がHACCPの認定を行うようになったことを受け、私たちの工場運営を次のステップに運ぶ契機にしたいと計画しました。「2回や3回落ちてもよいので全員参加で等身大の実態をつくろう」という社長からの呼びかけに全員が応え、多忙期であるにもかかわらず全員参加によって取り組み、初回で認定を受けた時の歓びはこれまでとは次元が違うものとなりました。「食品衛生マネージメントシステム」が全員参加で等身大の実態として定着し、かつて難しかった理論と実践がひとつになって日々の通常業務に浸透していきました。受注が集中するとすぐに残業体質になっていた当社が、活発なコミュニケーションと垣根を越えたつながり感覚によって自然と業務の効率化となり、残業が激減したことはこの頃から顕著になり、望外のよろこびとなりました。
■北海道HACCP認定(最高水準8段階): 2017~2020年
札幌市HACCPの有効期限が到来したため、更新認定の準備を進めていたところ、「札幌市HACCP」は「北海道HACCP」に統合になるという制度改定があり、通常では「更新審査」を受けるところ、再び「新規審査」となりました。しかしこれを呼びかけと捉えて私たちはこれまでの「後智慧」をし、水準向上を目指すべく、業務の見直し、改訂等々の取り組みを開始しました。当社が目標として掲げていた全社内の「響働」ということにさらに磨きがかかり、最高水準の得点で認定をいただいたことに私たち自身が大変に驚き、歓びの循環が起こりました。
■JFS—B認定: 2020年~現在に至る
将来的に輸出を含め、国際的にスタンダートな管理基準を取り入れなければならないことを予見し、北海道HACCPの認定期間満了の時を契機としてJFS-Bの認定取得を目指しました。その後、2021年にはバージョン1.1にも対応でき、現在に至っています。